2025年4月20日(日)、文化会館大ホールで、恒例の有料上映会で日本電波ニュースのカメラマン谷津賢二監督を迎えて、既に10万人以上の観客を動員しドキュメンタリー映画として大ヒット中の映画 劇場版「荒野に希望の灯をともす」の上映とトークを開催した。会場は久し振りに取り組んだ午前の部と午後の部に 併せて1496人にご参加いただき、賑わった。

今回の映画は、2022年公開の医師中村哲の壮絶な生き様を描くヒューマンドキュメンタリー作品で、アフガニスタン・パキスタンで現地住民に寄り添い、命がけで医療活動や用水路建設活動に挑んだ医師中村哲の35年にわたる素晴らしい活動と残された中村医師の数々の言葉も描いていた。
上映後に中村医師の活動を20数年にわたり記録し続けたカメラマン谷津賢二監督のトークがあり、映画には描ききれなかった小柄で口数の少ない中村医師の豊かなお人柄や秘めた信念、思いがけないエピソードなどを丁寧に分り易く話された。


回収率23.9%で334枚のアンケート集計によると、既に中村医師の素晴らしい業績を知り、強い関心を持って参加した方と、この上映会で初めて中村医師の生き様を知った方の双方ともが、既に教科書にも載る中村哲医師の生き様を追ったこの映画を通し、「中村医師の生き様を深く知ることができた」「生き方や活動に感動・感激した」と、そして「今後の生き方を考えさせられた」「ささやかでも社会のお役に立ちたい!」と寄せていた。
さらに谷津監督のトークで「中村医師をより一層深く理解できた」と、映画ともども回答者のほぼ100%が「よかった」と評価下さった。
会場に設置したペシャワール会活動支援募金箱には、634,246円が集まった。さらに、チケット料金から活動支援金115,050円を加え、総額749,296円をペシャワール会に、また、チケット料金から市内2か所の児童養護施設に寄付金115,050円(@57,525円×2)をそれぞれ届けた。

関連リンク
【有料上映会】ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』上映と谷津賢二監督のトーク(2025.4/20)
ペシャワール会
中村哲医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成された国際NGO(NPO)団体