発行「16ミリ試写室だより」No.132

16ミリ試写室の会報誌「16ミリ試写室だより」は年4回発行しています。

16ミリ試写室だより

No.132 令和6年9月10日「16ミリ試写室だより」

  • 映画「食の安全を守る人々〜未来の子どもたちのために」
    上映と原村政樹監督のトークのお誘い
  • ─風─ エッセイ「遊びに来ませんか? スタジオへ」
    FMブルー湘南パーソナリティー 灯織(ひおり)
  • 映画情報
    この夏の「どこでも素敵な映画館活動」
    毎月開催される市図書館ならではの映画会
    会場の頑張れコールに励まされた野外映画会
    ワクワク・ドキドキの久里浜ファミリー映画会
    地域社会で続く温かな子ども映画会
    大津シネマ座飛び入り参加の監督トークも
    平和や命の大切さ伝えたこども映画会
    子どもたちと対話ですすめた映画会
    子ども会で初めて取り組んだアニメ鑑賞会
  • 運営だより
    16ミリ映写機操作技術おさらい会
  • 報告(映写活動・予定)
  • 会員ふれあいメール「生活習慣見直し 前向きに楽しく活動」清水千代
  • 不慣れなスマホ操作を楽しく学ぶ

FMブルー湘南パーソナリティー 灯織(ひおり)さんより

ボーカリストとして音楽活動を主軸に、イベント・式典・コンサートなどのMCをはじめ、ナレーターとしてCMや動画のナレーションなど、多岐に活躍されています。FMブルー湘南パーソナリティー 灯織(ひおり)さんよりメッセージエッセイをいただきました。

No.132 令和6年9月10日発行「16ミリ試写室だより」掲載

「遊びに来ませんか? スタジオへ」

FMブルー湘南パーソナリティー 灯織(ひおり)

16ミリ試写室さんが、私の番組に上映会の案内でご出演いただくようになって何年でしょうか?

FMブルー湘南は2024年12月3日に、お陰様で開局30周年を迎えますが、16ミリ試写室さんは1977年に発足されたと伺いますから、常に私たちの17年も前を歩んでいる大先輩です。

ご縁があり、開局からパーソナリティーを30年間務めている私ですが、本来は飽きっぽい性格で、何か一つのことを継続するのはとても苦手です。なので一度は証券会社に就職したのですが、3年ほどで窮屈になり、アルバイトを掛け持ちの後にヤマハの認定試験を受け、ボカル講師として仕事をするようになりました。私は劣等生の講師でしたから、歌を教えるというより人と向き合うことが面白く、たくさんの出会いもあり20年以上続けることができました。ラジオの仕事は、父が募集記事を見つけて知らせてくれたことがきっかけで、未経験でしたが採用となり、しばらくはボーカル講師とラジオパーソナリティーの二足の草鞋で日々バタバタとしていました。ただ、2011年の東日本大震災はとてもショッキングな出来事で、自分を見つめ直すきっかけにもなり、そのタイミングで教える仕事を引退させていただき今に至ります。今改めて自分のことを振り返ってみると、私は人のご縁にとても恵まれそのおかげで今があるのだと実感します。

16ミリ試写室さんもご出演くださる「遊びに来ませんかスタジオへ」は開局から続くインタビュー番組で、平日の午後3時から30分間放送しています。有名無名関係なく様々な方がご出演くださいました。スタジオにお越しいただきインタビューをするというスタイルは、今となってはとてもアナログに感じますが、向かい合って話すからこそ感じられる熱意を、私はこれからも楽しみながらお伝えしていきたいと思っています。

ユニークな人、尊敬できる人とお話できるのは、いつも新鮮で楽しいのです。

灯織さんのYoutubeチャンネル

【有料上映会】ドキュメンタリー映画『食の安全を守る人々』上映と原村政樹監督のトーク(2024.11/24)

開催日:2024年11月24日(日曜日)開場12:00 開演13:00

会場:横須賀市 文化会館 大ホール
〒238-0016 神奈川県横須賀市深田台50
京急線「横須賀中央駅」下車 徒歩10分

チケット料金:1000円(前売り800円)高校生以下無料 全席自由席

チケット販売:
横須賀市文化会館 ☎046-823-2951
信濃屋書店(若松町)☎046-822-0405
井出新聞店(衣笠栄町)☎︎046-851-0235
アナザワフォト(追浜駅前)☎︎046-865-9963

※本上映会の内容は変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

主催:16 ミリ試写室
後援:(福) 横須賀市社会福祉協議会

予告編

『食の安全を守る人々-未来の子どもたちのために』予告編

映画監督 原村政樹さんの紹介

ドキュメンタリー映画監督
1957年千葉県生まれ。上智大学卒業後、5年間の助監督を経て、1988年、熱帯林破壊をテーマにした短編映画「開発と環境」で初監督。以後、文化映画、テレビドキュメンタリ―番組を経て、2004年、長編映画「海女のリャンさん」(キネマ旬報ベストテン第一位:文化庁文化記録映画大賞)で劇場映画の制作をスタート。その後、農業をテーマに制作を続ける。

2006年「いのち耕す人々」(キネマ旬報文化映画ベスト・テン第4位)、2008年「里山っ子たち」(キネマ旬報文化映画ベスト・テン第3位)、2011年「放射能汚染ゼロへの挑戦~2011年 福島県天栄村」、2012年 「天に栄える村」(キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位)、2016年 「無音の叫び声」(書籍「無音の叫び声 農民詩人・木村迪夫は語る」 と農業ジャーナリスト賞W受賞)、2017年「いのちの岐路にたつ ~ 核を抱きしめたニッポン国」、2018年 「武蔵野 江戸の循環農業が息づく」(キネマ旬報文化映画ベスト・テン第6位)、2019年 「お百姓さんになりたい」、2020年 「タネは誰のもの」(キネマ旬報文化映画ベスト・テン第7位 / 日本復興奨励賞受賞)、

2021年 「食の安全を守る人々」、2022年「若者は山里をめざす」(農業ジャーナリスト賞受賞)、2024年「山里は持続可能な世界だった」、他。

テレビ番組ではNHK/ETV特集「原発事故に立ち向かう農家」(2011年12月4日放送)、食の放射能汚染を扱ったガイアの夜明け「野菜をどう選べばいいのか?」(2011年10月31日放送)、ETV特集では「里山はうまいコメを育む」、「原発事故に立ち向かうコメ農家」、「よみがえれ里山の米作り」、「里山保育が子どもを変える」、など、多数。

関連リンク

『食の安全を守る人々』公式サイト(きろくびと)

原村政樹監督の新作「山里は持続可能な世界だった」

横須賀市内のオーガニック食材の生産者たち